2005年6月14日(火)「しんぶん赤旗」

青年 ムシロ旗の思い

正規雇用求め京都で集い

「青年一揆」

ぼくらは“バッター”青年いじめはね返す


 「バイトではなく正規雇用を増やして」――。青年の雇用問題・就職難が深刻化するなか十二日、京都の青年の思いを全国に轟(とどろ)かせようと「青年一揆」が開かれ、フリーターや学生を含めて九百九十二人が円山音楽堂(京都市東山区)に集結。

 要求を書いたムシロ旗を掲げてデモ行進しました。

 九百九十二人全員で、「青年一揆」をスタートに、青年のあたり前の願いがかなう日本社会の実現と、仕事に悩む青年を一人にしない決意をアピールしました。

 「魂のリレートーク」では、労働者いじめをはね返す“バッター”になった青年が、有給休暇がない派遣労働や低すぎる最低賃金を告発するとともに、サービス残業代を勝ち取った木工職人が、あきらめずに立ち上がった経験を発言。“試合”は延長戦でも勝負はつかず「みんなのがんばり次第」と“審判”がよびかけると、決意を込めた大きな拍手がわきました。

 プロ野球選手会の松原徹事務局長が、昨年の球界再編問題で、球団オーナーの横暴に立ち向かった選手会のたたかいのドラマを熱く語りました。交渉でも全力を挙げた古田敦也会長のエピソードや、リーグの枠をこえて発展した選手の団結、経営者側の変化にも触れながら、「最後までやり通せば変えることができる」と強調しました。


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