2005年6月7日(火)「しんぶん赤旗」

郵政民営化

徹底審議を求める

市田書記局長　公聴会急ぐ与党批判

記者会見する市田忠義書記局長＝６日、国会内

　日本共産党の市田忠義書記局長は六日の国会内の記者会見で、衆院郵政民営化特別委員会での法案採決の前提となる公聴会日程を来週にも設定しようとする動きが与党内にあることについて問われ、「採決を早くやるという前提で、そういう日程を決めるのには反対だ」とのべました。

　市田氏は、同法案について与党も「重要な中身だ」、「最重要法案だ」といってきたことをあげ、「それにふさわしく徹底した審議を行うべきであり、採決を急ぐべきでないというのが私たちの立場だ」と強調。「（内閣の）『命運を決する重要法案』だといっておきながら、会期あとわずかの段階で（法案を）出してきて、しかも国会が決めるべき性格の問題を、会期延長まで口にして、とにかく採決を急ぐという動きには絶対反対だ」とのべました。