2005年6月2日(木)「しんぶん赤旗」
05都議選 駆ける 6月24日告示
都民の“痛み”を胸に刻み
渋谷区(定数2)
こみね久雄(49)新
“若者の街”のイメージが強い渋谷ですが、住民は高齢化しています。出生率は全国最低の0・7。家賃が高く若い夫婦が住めない街です。
こみね久雄さんは、昨年十月に立候補を表明して以来、街のつじつじで政策を訴えながら、九千人を超える有権者と対話してきました。
自民、公明、民主党都議の豪華海外視察の話をすると、「私はもう何年も旅行していないのに、税金で行くなんて…」という声が返ってきました。
介護保険の利用料を払えずヘルパーを減らしたため、買い物ができないお年寄り、ゼロ歳児を抱えながら保育所に入れず「私だって税金を払っているのに」と嘆く母親とも出会いました。
こみねさんは、渋谷区で、税金のむだ遣いをなくす住民投票条例制定運動の先頭に立つなど、平和や民主的運動の発展に力をつくしてきた人です。寝食忘れて頑張る姿に、“苦難と要求あるところこみねあり”といわれてきました。
建設労働者の組合である東京土建に十二年間勤務。NHK「ご近所の底力」(四月二十一日放送)がとりあげた建設関係者と医療スタッフが連携してとりくむ住宅のバリアフリーリフォームは、こみねさんが中心となって始めたもの。
こみねさんは「東京都が住宅リフォームや耐震補強工事に補助制度をつくれば、住民の暮らしと安全を守り、経済効果も抜群です」と訴えます。
東京都は直下型地震の倒壊家屋を八十五万戸と想定していますが、臨海開発に注ぎ込んだ二兆円で百万戸の住宅の耐震補強工事ができます。
「税金の使い方が間違っている。必ず勝ち抜いて区民の“痛み”を都政に届けたい」。
対話するほど決意がみなぎります。
| 略歴 党渋谷地区委員長。民青同盟中央常任委員、東京土建渋谷支部書記次長、渋谷社保協事務局長を歴任。埼玉県出身 |

