2005年5月28日(土)「しんぶん赤旗」

NPT会議での活動に確信

非核政府の会が常任世話人会


 非核の政府を求める会は二十六日、東京都内で常任世話人会を開きました。

 核不拡散条約(NPT)再検討会議にあたってニューヨークなどを訪問した会の代表から、各国政府要請、NGOとの交流、大集会・平和パレードなどの活動報告を受け、重要な成果を収めたことを確認しました。

 今回の再検討会議で、最終文書がまとまらなかったことについて、「NPTは核保有国の核戦力近代化を禁じていない」などとして、核兵器廃絶の「明確な約束」実行の具体化を真っ向から妨害した米国への批判が相次ぎました。

 同時に、新アジェンダ連合、非同盟や非核地帯諸国、一連の米国の同盟国など世界の大勢が核兵器廃絶への前進を強く求め、新たな核独占体制づくりを狙った米国の主張が通らなかったことが強調されました。

 日本政府が核兵器廃絶の「明確な約束」に言及せず、国会答弁でも「米国は核抑止力効果を一番認識している」と米政権を擁護した責任を強く問う意見が出され、アジア諸国との最近の関係とともに、日本外交のゆきづまりの打開がいよいよ重要と確認しました。

 会議では、原水爆禁止世界大会、九月の国連特別首脳会合に向けた核兵器廃絶の世論と運動、各国政府・自治体との共同を重視し、当面、第二十回全国総会(七月十六日、東京)準備、NPT再検討会議の結果をめぐる核問題調査専門委員会開催、核兵器廃絶意見ポスター普及などを申し合わせしました。


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