2005年5月25日(水)「しんぶん赤旗」

専従の捜査員を配置

国公法弾圧事件で公安警察


 休日に自宅近くで「しんぶん赤旗」号外などを配布した社会保険庁職員の堀越明男さんが、不当に国家公務員法違反の罪に問われている「国公法弾圧事件」の第十回公判が二十四日、東京地裁で開かれ、堀越さんの尾行、ビデオ盗撮をした二人の公安警察官が証人出廷しました。

 この日の尋問で、渋谷一証人(巡査部長、当時警視庁公安総務課)、坂本幸信証人(警部補、公安総務課)は、いずれも大がかりな尾行捜査が開始される直前の二〇〇三年の「九月中旬」に所轄署などから公安総務課に異動してきたと認めました。

 渋谷証人は、堀越さん起訴の四日後に別の所轄署に異動していたうえ、弁護側の尋問に対し、国公法弾圧事件以外の「ほかの仕事はしていなかった」とのべ、弾圧事件のための専従捜査員だったことが明らかになりました。

 渋谷証人は、検察側の尋問に対してはビラ投かんの現認状況などをこまかく証言。ところが弁護側の尋問には「記憶にない」を連発し、“堀越さんが観劇や食事に出かけたとき、ビラをまきにいくようなものを持っていたか”との問いにも「思い出せない」と答えました。

 弁護側の尋問に対し、同証人は目撃した堀越さんの行動すべてを上司に報告していたことを認めました。

 この日の公判では坂本証人が撮影したビデオテープが再生されました。堀越さんのビラ配布を自動車で尾行、盗み撮りしている状況のほか、徒歩で公安警察官三人が堀越さんをつけまわしてビデオ撮影している様子も映し出されました。


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