2005年5月23日(月)「しんぶん赤旗」

05都議選 駆ける(6月24日告示)

住民とともに消防署設置

西東京市(定数2)

藤岡ともあき(58)前


 西東京市では定数2に対して、4人(日本共産党1、自民1、民主1、無所属1)が立候補を予定しています。日本共産党は、藤岡ともあき候補の議席回復をめざします。


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「救急車の配備、やりましたね」と、住民と語る藤岡ともあき前都議

 東京都西東京市では、市を分断して通る西武新宿線の南側には消防署がありませんでした。「消防車も救急車も線路を渡るため到着が遅く、住民の不安は切実でした」。藤岡ともあき前都議は、住民とともに消防署の設置と救急車の配備をすすめてきました。

 消防署をつくる運動のきっかけは一九九五年の阪神淡路大震災でした。住民の声が高まり、九六年九月の市議会で新消防署の誘致が全会一致で決まりました。

 しかし、藤岡さんは消防署の図面を見て驚きました。救急車を置く場所がなかったのです。救急車を当面、配置しないことが明らかになりました。

 「立ち遅れている多摩地域の消防力の引き上げを」。二〇〇〇年三月都議会で、藤岡さんは「ようやく消防署ができたのに、肝心の救急車が配置されていないなどの事態は、早急に改善されるべきだ」。石原慎太郎都知事に迫りました。住民運動も盛り上がり、二〇〇四年十二月に最新装備の救急車が配備されました。

 それでも西東京市の救急車は全部で三台。国の基準の半分しか配置されていません。一方で都は四月から民間救急コールセンターの本格運用を開始。自民、民主、公明各党もこれを推進しています。「民間の搬送車は利用料が高く、サイレンも救急走行も認められていません。住民の安全を民間に委ねないで、救急車は都の責任で配置をすべきです」と藤岡さん。

 消防署誘致運動をすすめてきた「田無南部地域に消防署設置を求める会」の酒井金太郎(81)事務局長=同市南町=は言います。「都議会では、日本共産党以外は石原都知事の言いなり。住民運動の先頭に立つ政治家が必要です。藤岡さんに期待します」

 略歴 前都議(1期)。党北多摩東部地区都政相談室長。西都保健生協西東京支部副支部長。守ろう平和憲法西東京の会世話人。鳥取県出身


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