2005年5月21日(土)「しんぶん赤旗」
05都議選 駆ける(6月24日告示)
カジノ視察中止を主張
中野区(定数4)
植木 こうじ(61)前
中野区では定数4に対して、6人が立候補を予定(日本共産党1、自民2、公明1、民主2)。日本共産党は、植木こうじ候補の議席回復をめざします。
![]() 都政のムダ遣いを青年に説明する植木こうじ前都議 |
カジノ視察、五つ星ホテル(最高級ホテル)、フルコースディナー…。都議の海外視察の実態はムダだらけです。
植木こうじ前都議は一九九五年の都市問題調査団・課題調査委員会で海外視察の中止を主張しました。「植木さんさえ賛成してくれれば行けるんだから」という議員もいましたが、「都民が不況で苦しんでいる。自粛すべきだ」とキッパリ。その後、各会派幹事長会で海外視察は「当面自粛」(九七年)が確認されました。
ところが、二〇〇一年からの四年間に、自民、民主、公明が海外視察を再開。中野区選出の自民党都議も、〇二年にヨーロッパ視察に。十日間で一人当たり百五十五万円を使い、モンテカルロに二泊してカジノを視察しています。「あまりにも庶民の感覚と離れている。こんな浪費はすぐにやめるべきです」と植木さん。
震災対策でも、植木さんは住民の安全のために力を尽くしています。
首都圏直下型地震が起きれば、都内で最も被害が多いと予測されている中野区。しかし、区は警察大学校跡地につくられる予定だった防災公園を縮小し、高層ビル群をつくる計画です。区議会では、自民、民主、公明の各党が区の計画に賛成しています。
「高層ビル群では防災どころか、かえって危険」。植木さんは住民とともに区の計画に反対し、四ヘクタール以上の防災公園をと、区、都、国にくり返し要請。区に寄せられた陳情は百件を超え、署名も広がっています。
警察大学校跡地に緑と青空の公園をつくる会事務局の関戸進さん(32)=同区江古田=は言います。「住民の命をないがしろにするのも許せないし、ムダ遣いの海外視察も許せない。もう、植木さんしかいません」
略歴 前都議(3期)。議会運営委員会委員、党都議団副幹事長歴任。党都委員。千葉大工学部卒。群馬県出身 |


