2005年5月17日(火)「しんぶん赤旗」

米軍司令部移転反対

座間市長が政府要請

人口の約半数の署名提出


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約6万人分の署名を逢沢副大臣(左)に手渡す(右へ)星野座間市長、曽根市議会議長、近藤自治会連絡協議会会長=16日、外務省

 米陸軍・第一軍団司令部のキャンプ座間(神奈川県座間市、相模原市)への移転問題で、座間市の星野勝司市長が十六日、市議会、自治会の代表とともに外務省、防衛庁を訪ね、人口の半数近い約六万人分の移転に反対する署名を、町村信孝外相、大野功統防衛庁長官に提出しました。

 外務省で応対した逢沢一郎外務副大臣は「多くの市民の気持ちをしっかり受け止めなければならない」と答え、大野防衛庁長官も「重く受け止めたい」とのべました。

 署名は、市と市議会、自治会連絡協議会でつくる「キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部等移転に伴う基地強化に反対する座間市連絡協議会」(会長・星野市長)が呼びかけたものです。

 提出には、星野市長と、協議会副会長の曽根寿太郎市議会議長、近藤昭夫・市自治会連絡協議会会長が出席しました。

 外務省で、署名簿の束を逢沢副大臣に手渡した星野市長は「実質的運動は十日間ほどの短期間に五万九千七百六十九人分の署名が集まりました。地元の多数にわたる反対の意思を真摯(しんし)に受け止め、今後の日米協議にあたり、キャンプ座間の強化、恒久化につながらないようにしてほしい」と、強く求めました。


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