2005年5月16日(月)「しんぶん赤旗」

ウズベク政府

過激派関与を主張

イスラム解放党は否定


 【モスクワ=田川実】ウズベキスタンのアンディジャンで起きた騒乱について同国のカリモフ大統領は十四日、記者会見で、ヒズブアッタハリル(イスラム解放党、HT)関係者が起こした違法行為だと主張しました。しかし人権団体やHT側は反論しています。

 HTは、中央アジアなどでイスラム統一国家の樹立を目指す組織。ウズベクやロシア当局はテロ団体に指定しています。 カリモフ大統領は、HTの一派であるアクラミヤの集団が、襲撃・占拠したアンディジャンの行政庁舎から、隣国キルギス南部のオシやジャラルアバドやアフガニスタンにいる仲間と電話で連絡を取り合っていたと述べました。

 ロシアのラブロフ外相は十五日、訪問先のウィーンで、「タリバンのような集団の挑発行為だった」と記者団に語りました。ロシアの軍事、外務筋はインタファクス通信に対し、ウズベク、キルギス、タジキスタン国境付近で最近、イスラム過激派が集結していたと述べています。

 これに対し、HTの英ロンドン本部は十四日、「われわれのメンバーは襲撃に参加していない。平和的活動を行っている」と反論の声明を出しました。またアンディジャンの人権団体「訴え」のザイナビジノフ代表は、インタファクス通信に対し、「人々が幸せで、生活も必要な水準であるなら、騒ぎも起きなかっただろう。HTは関係ないと思う」と語っています。


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