2005年5月8日(日)「しんぶん赤旗」
05都議選 駆ける(6月24日告示)
「福祉は地域の中で」胸に
北多摩1区(定数3)
小松きょう子(65)現
北多摩1区(東村山、東大和、武蔵村山の三市)では定数3に対し、5人が立候補を予定(日本共産党1、自民1、公明1、民主1、生活者ネット1)。日本共産党は、小松きょう子さんの3選をめざします。
|
「なぜ東京都の指導が現実の事態を変えることができなかったのですか」。二〇〇一年、豊島区のベビーホテル「ちびっこ園」で四カ月の乳児が亡くなる事故が起きた三日後、都議会厚生委員会で再発防止策を迫る小松きょう子都議の姿がありました。
「赤ちゃんは日光浴や外気浴もできず、ベッドに寝かせっ放し。ミルクを与え、おむつをかえるのがやっとで、初めは泣いていた子もあきらめて泣かなくなってしまう」。ベビーホテルの劣悪な実態を示して追及する小松都議の質問に、他党議員からも「本当か」「それはひどい」という声が上がり、「わずか二日間で、よくそこまで調べましたね」と都議会の記者をうならせました。
|
この質問が力になり、国の児童福祉法改定に先駆けて、ベビーホテル開設時の届け出制の実施や、都の立ち入り調査結果の公表など、再発防止へ大きな前進がはかられました。
小松さんは、一九九七年の初当選以来、石原都政の福祉切り捨てと対決し、都議会での質問回数は千七百三十七回を数えます。その原動力は、福祉を学んだ大学の恩師の教えである「福祉は地域の中で」を胸に、障害者や高齢者など社会的に弱い立場の人たちを含め、さまざまな人たちと草の根の運動に取り組んできたことにあります。
知的障害者のグループホームで働く上島ハマ子さん(66)は「社会的に弱い人たちと同じ目線に立てる人です。福祉が大変ないまだからこそ、困った人を見たら黙っていられない小松さんが、都政に必要なんです」と期待をのべます。
「私のモットーは『福祉が原点』。石原都政といっしょに福祉切り捨てを進める『オール与党』の候補には何がなんでも負けられません」という小松さん。都民の願い実現へ、パワー全開です。
略歴 都議会環境建設委員会理事、都農林漁業振興対策審議会委員、都議2期。市議6期。社会事業大卒。東京都出身 |



