2005年5月8日(日)「しんぶん赤旗」

“9条・教育基本法守る”

改悪阻止へ集会 全国から5500人


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「教育基本法改悪反対」「いっしょに歩きましょう」と訴えるデモ・パレード=7日、東京・渋谷区

 教育基本法の改悪を阻止しようと七日、東京・代々木公園で全国から五千五百人が集まり「教育基本法の改悪をとめよう!全国集会」を開催、デモで改悪反対をアピールしました。大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子の四氏の呼びかけで「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が主催したもの。教職員は全教・日教組など組合の違いを超えて参加しました。

 集会では、各地の参加者が地域での多彩な運動を報告しました。「教育基本法の改悪を許さない静岡の会」の松永育男さんは、県内各地で集会を開催し、教育基本法について学習。県選出の国会議員に改悪反対のはがきを出す運動にとりくんでいることを紹介しました。長野県の高校教師は地域や学校で九条の会を広げ、憲法と教育基本法の学習にとりくんでいると語りました。愛媛県からは十人の大学生が壇上に並び、集会や宣伝にとりくんでいることを報告しました。

 九条の会の加藤周一さんが特別発言。「憲法九条を守ると同時に、その精神を生かそうという国民を育てるためには教育基本法を守らなければならない」と訴えました。

 日本共産党の石井郁子衆院議員が参加し、あいさつ。与党が改悪案の国会上程を狙っている緊迫した情勢を報告。「教育基本法改悪は海外で戦争をするための人づくり。この道は断じて許せません」と訴えました。


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