2005年5月2日(月)「しんぶん赤旗」

中央メーデー会場から

元大使が連帯、3団体代表が決意


 中央メーデーでは、元駐レバノン特命全権大使の天木直人さんが連帯あいさつし、三団体の代表が決意を語りました。

 天木氏は「アメリカの不法なイラク戦争とそれを支持する小泉首相に反対の意見をのべ、外務省を首になったが、それにも増して貴重なものを得ることができた。こうしてメーデーに招待され、話すことができるのは光栄です」とのべ、大きな拍手に包まれました。

 「いま日本は平和憲法をめぐって歴史的転換期を迎えています。やすやすと憲法『改正』を見過ごすなら、日本の将来に悔いを残すことになり、われわれが『改正』を阻止するなら、そのときこそ新しい日本をつくることができる。そのために自分も余生をかける」と訴えました。

 全労連パート・臨時労組連絡会の阿久津光副代表は「フリーター同士で結婚し、二人で年収三百五十万円、子どもを預ける保育園もない。フリーターには子どもを育てる権利がないのだろうか」と訴える仲間のメールを紹介。「どの時代もたたかいのなかで差別をなくしてきた。次はパートや派遣の差別をなくしていくたたかいをおこし、雇われ方で差別されることのない社会を」と訴えました。

 郵政産業労働組合の山崎清委員長は、小泉「構造改革」の“本丸”といわれる郵政民営化をなんとしても阻止すると力を込めました。全国キャラバンを展開し、すべての県議会と94%の市町村議会で民営化反対や慎重審議を求める意見書が採択されたことをのべ、「郵政民営化反対を国民的課題と結合してたたかっていく」とのべました。

 「9条を守ることこそ国際貢献」の横断幕やのぼり旗を手に壇上に並んだのは、「憲法9条にノーベル平和賞を!」の会に参加する全印総連の組合員たち。「Article9(九条)」とプリントされたTシャツを着た小澤晴美さん、村田麻理さん、大塚涼さんの三人は、「私たちはできることから始めました。手づくりの横断幕、のぼり、ポスター、はがき付きちらしをつくりました。できることから始めませんか」と訴えました。

 核兵器廃絶を求め、ニューヨークで行動している全労連の小川薫青年部長のメッセージが紹介されました。


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