2005年4月21日(木)「しんぶん赤旗」
基地強化・固定化反対の一点で幅広い共同を
在日米軍基地再編で 志位委員長
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日本共産党の志位和夫委員長は二十日の記者会見で、在日米軍基地再編にかかわり、「基地の強化・固定化に反対する一点で、幅広い共同を全国各地で広げるため力を尽くしたい」とのべました。
志位氏は、米陸軍第一軍団司令部の移転が計画されているキャンプ座間の問題で、神奈川県相模原市の小川勇夫市長と同県座間市の星野勝司市長と懇談し、戦前の日本陸軍による接収から現在まで七十年間にわたって基地を押しつけられ、いま新しい軍事施設がおかれることで三十年、五十年先まで基地が固定化されることへの非常に強い反対の声があったことを紹介。
同司令部移設にかかわり、その機能を「極東に限定する」という報道がされていますが、志位氏は、「こうしたごまかしは、現地ではまったく通用しない」とし、双方の市長とも「いわゆる保守系の方だが、政治的立場を超えて司令部移設絶対反対の運動を市あげて取り組んでいることが印象的だった」とのべました。
志位氏は、市長を先頭に移設反対署名を始めた座間市、市内の米軍三施設の撤去をもとめて市をあげてとりくんでいる相模原市、米軍普天間基地のたらい回しに自治体ぐるみで反対闘争を繰り広げている沖縄の例をあげ、「いま全国では、米軍基地強化が問題となり、熱いたたかいがおこりつつある。それぞれで大いにたたかいを広げ、連携を強めることが大事」「私たちも可能な限り現地に行って闘争の前進に貢献したい」とのべました。