2005年4月13日(水)「しんぶん赤旗」

被爆60年、核兵器廃絶しよう

国民平和大行進　来月６日に出発

国民平和大行進ポスター

　「被爆六十年・二〇〇五年原水爆禁止国民平和大行進」（主催・同行進中央実行委員会）の東京―広島コースが五月六日、東京・江東区の夢の島を出発します。

　国民平和大行進は、核兵器廃絶と被爆者援護・連帯を掲げ、網の目のように歩いてつなぎ、被爆地の広島、長崎両市をめざします。

　平和大行進の幹線コースは、昨年と同じで、▽北海道―東京（四コース）▽東京―広島▽富山―広島▽和歌山―広島▽四国▽広島―長崎▽宮崎―長崎▽沖縄―長崎の十一コースで行われます。東京コースの六日出発につづき、翌七日には北から礼文島を起点とする北海道―東京コースがスタート。南は沖縄―長崎コースが六月十九日に出発し、長崎をめざします。

　この幹線コースの行進とは別に、全国各地で網の目のように地域の行進が行われます。

　四十八回目の今年は、被爆六十年の節目の年にあたり、「核兵器も戦争もない世界の実現への転機の年に」と訴えながら歩きます。沿道から「いま、核兵器の廃絶を」署名や原爆症認定集団訴訟の勝利、被爆者援護・連帯募金への協力を呼びかけます。沿線の市町村役場を訪ね、首長や議会議長らに平和行政を要請したり、地域住民との対話・交流も深めます。

　行進直前の五月二日からは、ニューヨークでＮＰＴ（核不拡散条約）再検討会議が開かれます。前回二〇〇〇年のＮＰＴ会議で合意した核兵器廃絶の「明確な約束」の実行を求め、米国をはじめ世界と日本で市民の行動が繰り広げられます。こうした世界の行動と連帯し、励ます行進ともなります。