2005年4月11日(月)「しんぶん赤旗」

核兵器廃絶へ団結

ヒロシマのつどい 被爆者7団体が共催


 二つの広島県被団協など七つの被爆者団体が共催して十日、「核兵器廃絶ヒロシマのつどい」を広島市西区で開き、六百人を超える参加がありました。原爆医師として知られる肥田舜太郎氏が「六十年目を迎えた被爆者の願い」と題して記念講演をしました。

 肥田氏は「原爆が六十年間、どのように人間を殺してきたか見てきた。被爆者は新しくつくってはならない人間国宝だ。これからの人類のために長生きして、体で覚えている記憶を伝える責任がある」と力説。参加者は「人類史的過ちをくいとめるため、あらゆる国、地域、思想信条の人たちと結び付きたい」とのアピールを採択しました。

 県被団協の金子一士理事長が開会宣言を、もう一つの県被団協の坪井直理事長が閉会あいさつをおこない、広島市の秋葉忠利市長は「被爆者のみなさんが大同団結して力の発揮を」と呼びかけました。

 藤田雄山県知事が寄せたメッセージや、来賓として参加した日本共産党のほか民主、公明、社民、新社会の各党の代表が紹介されました。日本共産党の中林よし子前衆院議員は「核兵器廃絶は世界の流れ。今年がその転換の年となるよう、ともに奮闘する」とのメッセージを寄せました。


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