2005年4月4日(月)「しんぶん赤旗」

網の目で学び集おう

憲法会議が全国総会


 憲法改悪阻止の世論を国民過半数で獲得しよう―。憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は三日、東京都内で第四十回全国総会を開き、方針を決定しました。

 方針を提案した川村俊夫事務局長は、憲法会議が今年結成四十周年を迎えたことに触れ「九条の会」発足をはじめ、同会議が結成時から目指してきた憲法改悪阻止の共同が大きく広がりつつあると述べました。

 川村氏は自民、民主、公明各党や政治家、財界によって国民投票法制定・憲法改悪に向け、かつてない動きが始まっていると指摘。大手マスコミもキャンペーンを展開し改憲の動きに乗っているのが特徴と話しました。

 全国の地域や職場、学園に根をおろす団体や専門的知識をもつ個人と結びつく憲法会議の特性を生かし、網の目のように学習会や集会を開き、署名、宣伝など多様な活動をし、五月三日の憲法集会や国民投票法案反対の諸行動を成功させようと呼びかけました。

 また、運動を妨害する勢力に警戒することが必要と強調しました。

 討論では「元自民党県連幹部が九条の会の代表になり、共同がすすんでいる」(高知県)、「細く長い運動体として活動を積み重ね、これまで共同で行動したことがなかった団体と一緒に街頭宣伝するようになった」(島根県)、「毎週のように地域で九条の会がつくられて、県民過半数の署名運動が草の根から広がっている」(長野県)など、次々に経験の交流や決意が述べられました。


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