2005年4月1日(金)「しんぶん赤旗」

不当解雇に勝った

所沢の教習所

会社側が和解金


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和解を喜ぶ「共闘会議」の人たち=3月31日、東京高裁前

 埼玉県所沢市の自動車教習所指導員が全員解雇された事件は三十一日、会社側が一億八千万円の和解金を支払い、紛争長期化への遺憾の意を表明することで決着しました。

 事件は所沢中央自動車教習所の買収に乗り出していた勝英自動車学校(本社岡山市)の吉村武司社長が二〇〇〇年十一月、労働組合つぶしも兼ねて教習指導員二十三人全員を解雇。組合員らが解雇無効や地位保全を求めて提訴していたものです。

 裁判では解雇無効・未払い賃金の支払いの仮処分決定を含め、四回にわたって組合側が全面勝利し、〇四年十一月には埼玉地労委が解雇無効の救済命令を下しました。しかし吉村氏は、復職はおろか未払い賃金支払いや、組合との話し合いにも応じず、会社の資金を隠して強制執行を免れようとするなど露骨に解決を拒否。裁判所の勧告で和解協議が続けられてきました。

 今回の和解について所沢中央支部支援共闘会議と自交総連・東京自動車教習所労働組合所沢中央自動車教習所支部は「すでに解雇発生から四年五カ月が過ぎ、組合員の大半が再就職していること、すべての裁判で勝利し解雇の不当性が明らかになり名誉が守られたことなどをふまえた」と声明を発表しました。

 同支部長の原田光幸さん(43)は「職場復帰は果たせなかったとはいえ、悪らつな経営者に和解金支払いという形でも勝利できたことは運動の成果だと思う。労働組合をはじめ全国の仲間の支援があってこその勝利でした」と語りました。


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