2005年3月29日(火)「しんぶん赤旗」
“70万組合員の力 みせる”
全建総連
庶民減税守って
国会で行動 3党が参加
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庶民向き減税である定率減税を半減する所得税「改正」法案の参院財政金融委員会での採択を許さないと二十八日、全建総連(全国建設労働組合総連合)は衆院議員会館で院内集会を開きました。全国から六十三人が参加しました。
集会後、参加者たちは数人ずつのグループに分かれ、採択が狙われる同委員会の傍聴や定率減税縮小反対と議員要請をおこないました。
集会で、佐藤正明書記長は、定率減税縮小を許さないと全建総連が二月から五回の集会を積み重ねてきたことをのべ、景気回復を逆行させ、弱いものいじめの法案は絶対に許せないと力を込めました。「きょう委員会での採択が狙われているが、この暴挙を七十万人の組合員にしっかり伝え、怒りの声を広げていこう」と呼びかけました。
日本共産党、民主党、社民党から九人の国会議員がかけつけました。
日本共産党の井上哲士参院国対委員長は、国民の家計収入が減っているときに増税するような政治がこれまであったかと批判し国会論戦をすすめてきたことを紹介。「政府・与党は定率減税の廃止を狙っており、たたかいはまだこれから」と強調しました。
吉井英勝衆院議員は、定率減税縮小は大増税計画の第一歩であり、たたかいをさらに広げていこうと呼びかけました。