2005年3月20日(日)「しんぶん赤旗」

非核神戸方式30周年で集会

守り全国に広げよう


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非核「神戸方式」決議30周年記念のつどい=19日、神戸市

 入港する外国艦船に非核証明書提出を義務づけ、核積載艦船の入港を許さない非核「神戸方式」確立から三十周年(十八日)にあたり、「非核『神戸方式』決議30年記念のつどい―非核の港へ全国交流集会」が十九日、神戸市内で開かれました。実行委員会主催。

 兵庫県原水協の梶本修史事務局長が問題提起し、同方式の実施を各国によびかけた二〇〇〇年の国連NGOフォーラムにもふれ、「憲法九条と『神戸方式』は、いまや世界の指針になっている」と強調しました。

 核兵器問題研究家の新原昭治氏が、同方式の歴史的意義を報告。日本国民がつくりあげた非核平和の先駆的なしくみであり、アメリカの先制核攻撃態勢のもとで、「どうしても全国に広げよう」と訴えました。

 神戸学院大学の小松浩教授が、有事法制と地方自治体、国民動員のしくみについてのべ、自治体での戦争協力拒否運動をよびかけました。日本共産党の南原富広神戸市議が、市議会与党などの動向を報告し、「がんばれば必ず『神戸方式』を守れる」と力説しました。

 全国から百五十人が参加し、米軍基地再編強化に反対する神奈川県の運動や、北海道苫小牧市の非核平和条例実現のとりくみをはじめ、非核の港湾・自治体をめざす全国各地の運動を熱心に交流しました。ニュージーランド平和評議会のバーニー・リチャーズ議長があいさつしました。


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