2005年3月8日(火)「しんぶん赤旗」

パワーアップ

学費値上げ反対

憲法・教基法学び考えた

全学連が定期大会


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全学連第56回定期大会=6日、東京都内

 全学連(全日本学生自治会総連合)は、六日まで三日間の日程で第五十六回定期大会を東京都内で開きました。

 採択した大会決議では、「学費値上げストップ・大学予算増額」をもとめて国民的とりくみを起こすことを提起。(1)各学園で、学費値上げ反対の署名や一言カードを活用して、多くの学生と活動をすすめ、教職員組合や大学執行部との交渉や懇談にとりくむ(2)これまで結びつきのなかったところもふくめ、学生自治会、寮自治会、生協学生委員会、学園祭実行委員会などの学生諸団体との共同をひろげる―をよびかけています。

 政府にたいし、(1)国立大学授業料標準額の据え置き、私大経常費にたいする国庫補助の増額(2)無利子奨学金枠や学費減免制度を拡充すること(3)大学予算を大幅に増やすこと―をもとめています。

 憲法と教育基本法の問題について、「学生と大学のあり方を大もとから左右する問題」と強調。広範な学生の学習と討議をすすめ、学生生活や民主主義、平和を大切にする立場で、「戦争や平和について議論しよう」「憲法・教育基本法について学び考えよう」「大学生活や民主主義・平和をめぐる学生の願いに背を向ける、憲法・教育基本法改定に反対しよう」とよびかけています。

 特別決議「教育を受ける権利に基づいた教育の機会均等を保障し、大学自治・学問の自由を支える教育基本法を守ろう」が採択されました。

 千葉達夫委員長(再任、信州大学四年)ら新役員を選出しました。


 全学連 「学びたい、交流したい」「学費値上げストップ」など、学生に共通する願いの実現にむけて、力を合わせる全員加盟制の組織が学生自治会です。その全国的な連合体が全学連(全日本学生自治会総連合)です。個別の学生自治会の活動ではかなえきれない要求を実現するために、全国の学生が力をあわせる役割を果たしています。


討論から

学費据え置かせた

教職員と協力 「九条の会」

 全学連大会では、分科会、分散会に分かれての討論もまじえて、一年間の各学園での取り組みの経験が活発に交流されました。

 とりわけ、昨年の大会以来大きく発展してきた学費値上げストップ、大学予算の増額を求める取り組みでは、この一年間で約二万二千人分の署名が寄せられ、昨年七月にはこの要求を掲げて七年ぶりの全国集会を開いて社会にアピールしたことへの確信が、相次いで語られました。

 東大教養学部自治会で千人から署名が寄せられたことが報告されました。都留文科大学の学生自治会の代表は、学生と父母から合わせて二千を超える署名が寄せられたこと、それを示しての大学との交渉で、学費の据え置きをかちとったと報告。大きな拍手を受けました。

 私立大学では東京経済大学、立正大学、日本福祉大学、京都橘女子大学、大谷大学、国立大学では佐賀大学が学費据え置きをかちとったことが報告されました。

 愛知県学生自治会連合の代表は、県内の多くの大学に署名や共同が広がったとのべました。

 焦点になってきている憲法・教育基本法の改定をめぐる問題では、憲法や教育基本法が、戦前の大学のあり方の反省のうえにたって、「学問の自由」「国民の教育を受ける権利」を大もとで規定していると強調。立命館大学からは、学生自治会が教職員とも協力して「立命九条の会」をつくり、学習会をくりかえし、「九条の会」の小田実さんと三木睦子さんを招いて約四百人の講演会を開いたと報告されました。


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