2005年3月5日(土)「しんぶん赤旗」

この明るさ、状況変える

春闘中央集会 悪天候の中6000人余


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青年・パートの賃金改善を求めて行進する総行動参加者たち(上、下とも)=4日、東京・内幸町

 全労連加盟単産などでつくる「〇五春闘勝利 3・4一日総行動」実行委員会は四日、東京・日比谷野外音楽堂で〇五春闘勝利 中央総決起集会を開き六千人余が参加しました。

 時折傘が吹き飛ばされるほど強くふぶく悪天候をついて、全国から集まった労働者たちはすべての労働者の賃上げ、最低賃金の引き上げ、消費税大増税反対など切実な要求実現と春闘勝利へ思いをひとつにしました。

 主催者あいさつで日本医労連の田中千恵子委員長は「この程度の天候で右往左往していては春闘には勝てません」と参加者を笑わせ、リストラや憲法改悪が進められようとしていることに触れ「労働者が先頭に立って状況を急速に変えましょう」と訴えました。

 国民春闘共闘委員会の熊谷金道代表幹事(全労連議長)は「労働者が総結集して、安心、平等、平和な日本をつくっていくために頑張っていきましょう」と述べました。

 集会のオープニングでは、不当解雇撤回・工場再建闘争支援のためにつくった曲「拳(こぶし)」をJMIU(金属情報機器)東日本鉄工支部の岡史明さんが歌い上げました。

 青年・女性・パート労働者が寸劇を披露し、トヨタで働く労働者の父、パート労働者の母、求職中の息子、派遣社員の娘の家族が巻き込まれる悲喜こもごもを演じ、会場の笑いと共感を誘いました。

 落語家の桂文福さんは春闘を激励する河内音頭を披露。岡山県医労連の女性たちは「マツケンサンバ」の替え歌で、「憲法守れ・サンバ」を歌い踊りました。最後は「We shall overcome!(勝利をわれらに)」を参加者全員で合唱しました。

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