2005年3月1日(火)「しんぶん赤旗」

野党共同で法案再提出

慰安婦問題の解決促進めざす


 日本共産党、民主党、社民党、無所属の参院議員が二十八日、慰安婦問題の解決促進をめざす「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」を参院に共同提出しました。

 昨年の臨時国会に提出、審議未了・廃案となったもので、同法案の提出は二〇〇一年以来、六回目。

 日本共産党から、吉川春子議員が発議者に加わっています。

 同法案は、慰安婦問題の解決の促進を図り、関係諸国民と日本の国民との信頼関係を作り出すことなどを目的に、旧日本軍の関与の下に行われた、組織的・継続的な性的行為の強制について、(1)尊厳と名誉が害された女性の名誉などの回復に資するための措置を国の責任において講じること、(2)国が謝罪の意を表し、被害者に対する補償をすること、(3)そのために首相を会長とした戦時性的強制被害者問題解決促進会議を設置することなどを日本政府に求めています。

 会見で吉川氏は「戦後六十年で被害者が高齢化するなかでの法案提出です。元慰安婦がいちばん求めているのは謝罪です。この法案によって、侵略戦争に対する日本の態度を表すことになると思います」とのべました。


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