2005年3月1日(火)「しんぶん赤旗」

ようこそ、日本の兄弟

ベネズエラ

チャベス大統領と緒方議員TV対話


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 【カラカス(ベネズエラ)=菅原啓】「日本共産党の緒方靖夫上院議員です。よくいらっしゃいました。兄弟。日本からです。アジアの国からです」。ベネズエラのチャベス大統領が紹介すると、会場から大きな拍手が起きました。

 二月二十七日にベネズエラ全土とラテンアメリカ諸国へ生中継されたテレビ番組「アロー・プレジデンテ(もしもし大統領)」の冒頭の一こまです。当地で開かれた第四回社会債務サミット(米州社会憲章検討サミット)に出席した外国代表のうち、六カ国八人がこの番組に「特別招待者」として出演しました。

 同番組はチャベス大統領が、集まった住民たちと、あるいは遠方に住む国民と電話で直接対話し、要求を聞いて、そのときどきの政府のとりくみや方針を分かりやすく伝えるもの。チャベス政権が重視する参加型民主主義の象徴とされ、進行はすべて大統領に任されています。この日は、住宅問題を中心に約七時間にわたって行われました。

 全国を駆け巡る大統領が生出演するこの番組は毎週日曜日の放送。二百十四回目となったこの日は、首都カラカスから東に約三百五十キロ離れたヤラクイ州のココラテという町からの中継でした。開始から四時間経たとき、チャベス大統領は、「社会債務サミットに外国から議員や専門家のみなさんが出席しました。みなさんに発言してもらいましょう。まず、緒方靖夫上院議員です」と声をかけ、特別招待者との対話が始まりました。


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