2011年10月24日(月)「しんぶん赤旗」
原発・核燃ゼロ青森から
十和田市で小池氏講演
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青森県十和田市で22日、日本共産党の小池晃政策委員長を迎えて、原発・核燃料サイクル問題を考える「講演と対話のつどい」が開かれました。会場の中央公民館は、250人近い参加者でいっぱいでした。主催は、日本共産党青森県委員会、同上十三地区委員会、県革新懇。
小池氏は、環太平洋連携協定(TPP)を例に、野田内閣が財界、アメリカ直結の古い政治に逆戻りしていることを批判しました。
東京電力福島原発事故の問題では、国と東電の責任で除染を進めること、食品の安全確保、賠償責任を果たさせることが必要だと強調、そのために日本共産党は、基金をつくること、財源として「使用済み核燃料再処理等引当金」などの積立金を使うことなどを提案していることを紹介しました。
小池氏は、再処理工場をはじめ原子力関連施設が集中している青森県、下北から、「原発、核燃ゼロ」、自然エネルギーへの転換のたたかいを広げようと呼びかけました。
会場からは、「テレビでTPP反対は、農協だけだといっていたが本当か」、「原発立地自治体の関係者が、政府に推進を陳情するというが、どう考えるか」―など多くの質問、意見が出され、小池氏がそれぞれに回答。「共産党は国会に1人でも多く議員を送って」という声もかかり、大きな拍手がおきました。
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