2011年10月21日(金)「しんぶん赤旗」

私学助成の拡大を

「すすめる会」志位委員長と懇談

神奈川


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(写真)神奈川私学助成をすすめる会の(左から)内藤、小野両氏の要請を受け懇談する志位委員長、田村参院議員、畑野衆院南関東 比例候補=20日、党本部

 神奈川県の私立学校教職員と保護者らでつくる「神奈川私学助成をすすめる会」は20日、東京都渋谷区の日本共産党本部で志位和夫委員長と懇談し、私立高校に対する国の経常費補助と就学支援金制度の維持・拡大を要請しました。志位氏は「学費の完全無償化を展望するうえで、私学助成の削減はもってのほか。国による支援強化のためにがんばりたい」と応じました。

 「すすめる会」からは、教職員の内藤正剛さんと小野和三さんが参加。内藤氏は、民主党政権が自民・公明両党への歩み寄りのために検討している高校無償化政策の見直しを批判。「学費の滞納が4割減るなど政策効果は出ている。教育を政治の道具にしてほしくない」と訴えました。小野氏は、経常費助成の不足により生じる問題を指摘。老朽化した校舎の建て替え費用などを、教職員の給与削減や授業料の値上げ、非正規教員の増配置により捻出している実態を紹介しました。

 志位氏は、高校無償化見直しを「許し難いことだ」と批判。財源について「大企業・大金持ち減税や『思いやり予算』など軍事費、政党助成金の見直しにより確保を求めていく」と強調しました。

 懇談には田村智子参院議員、畑野君枝衆院南関東ブロック比例予定候補が同席しました。





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