2011年10月16日(日)「しんぶん赤旗」
仕事も生活も輝いて
はたらく女性の中央集会開幕
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女性の働く権利や男女平等の実現などをめざす第56回「はたらく女性の中央集会」が15日、東京都内で開幕しました。全労連女性部などでつくる同実行委員会の主催で、労働者や農村女性、業者婦人ら約650人が参加。雇用や営業、くらし、平和を守ろうと交流します。2日間の日程です。
柴田真佐子実行委員長・全労連副議長はあいさつで、家族従業員の労働報酬を認めない所得税法56条の廃止を求める運動が広がり、9月末で334自治体が意見書を採択した前進例を報告。「男女ともに仕事と生活を両立させて生き生きと働き続けるためにも、私たち女性が声を大にして要求し、運動を続けていこう」と呼びかけました。
文化行事で歌声を披露した元新国立劇場合唱団員の八重樫節子さんは「4月に最高裁で逆転勝利し、『音楽家だって労働者』と認められました」と報告。会場から大きな拍手が送られました。
NTT、日本航空、日産、資生堂などの大企業や国を相手にたたかっている12の争議団が壇上に集結してリレートーク。「不当な賃下げ、解雇は許せない」「一日も早く現場復帰を勝ち取りたい」などと訴え、引き続く支援を求めました。
福島市在住で福島県立医科大学講師の後藤宣代氏が記念講演し、原発事故による放射能汚染の実態と、放射能から子どもを守る女性たちの多様な運動を紹介しました。
来賓として日本共産党の田村智子参院議員らがあいさつしました。