2011年10月7日(金)「しんぶん赤旗」

私学学費無償化を

志位委員長 千葉の父母らと懇談


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(写真)私学をよくする千葉県父母懇談会の小野寺(左から2人目)、薄井(その右)両氏と懇談する志位委員長(左)。右は小松千葉県議=6日、党本部

 「私学をよくする千葉県父母懇談会」の代表は6日、東京都渋谷区の日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長と懇談し、私学助成の拡充で学費の無償化実現を要請しました。志位氏は「私学学費は無償ということを国の制度として進めるためにがんばりたい」と述べました。小松実・党千葉県議、浅野史子・党県委員会国政事務所長が同席しました。

 父母懇談会事務局の薄井祥子さん、高校教員の小野寺弘さんは、「就学支援金制度で改善された部分もあるが、依然として公立と私学の初年度納入金の差は100倍以上もある。東日本大震災の影響で削減されたら大変なことになる」「学費滞納調査では滞納者数はほとんど変わらず、長期滞納者は逆に増えている」などと現状を訴えました。

 志位氏は、国の就学支援金制度のいっそうの充実、県の補助の上乗せで私学学費は無償にすべきと指摘し、あわせて国の私学への経常費助成で施設設備費の負担がなくなるように力を尽くしたいと表明。「復興予算は、大企業や大金持ちへの減税、米軍への『思いやり』予算、政党助成金などをやめれば十分うまれます。原発被害への賠償金と除染費用は、原発推進のための財源と『原発利益共同体』の負担でまかなうべきです。私学助成拡充の運動を堂々と進めましょう」と激励しました。





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