2011年10月3日(月)「しんぶん赤旗」

増税法案 つくらせない

消費税をなくす会が総会


 野田政権が「税・社会保障の一体改革」で消費税増税を強行しようとするなか、消費税をなくす全国の会は2日、東京都内で第22回総会を開きました。消費税増税反対の世論を広げ、草の根の力で増税を阻止しようとのアピールを採択し、たたかいの決意を固め合いました。

 開会あいさつした増本一彦常任世話人(弁護士)は、結成から約20年の会の活動が、増税反対の世論を高めてきたと強調。東日本大震災の復興を口実にした増税も許さないとのべました。

 常任世話人会を代表して報告と提案をした江尻尚子さんは、財界直結の野田政権が2011年度中に消費税増税法案成立をめざしていることを指摘。「増税法案をつくらせない、出させない、の声を大きく」と述べ、200万人の会員目標を達成し、消費税廃止各界連絡会と共同で2000万人署名の運動に積極的にとりくむことなどを提案しました。

 討論で福島の代表は、原発事故の収束の見通しも立たず多くの被災者が厳しい避難生活を強いられているなかで宣伝に取り組み、「賠償もされていないのに増税なんてありえない」と怒りの声が寄せられたことを紹介しました。

 長野県の女性(28)は、勤務条件などで集まるのが困難な青年たちが消費税の学習会を開いた経験を報告しました。

 日本共産党の大門実紀史参院議員が国会情勢にふれながら発言しました。

 総会では、世話人、常任世話人を選出。新事務局長には牧野由子氏を選出しました。





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