2011年9月22日(木)「しんぶん赤旗」

子を放射能から守ろう

宮本衆院議員に要望語る

ふくしま復興共同センター


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(写真)放射能対策子どもチームの人たちから話を聞く宮本衆院議員(左端)=20日、福島市

 ふくしま復興共同センターの放射能対策子どもチームは、「ふくしまの子どもたちを放射能被害から守るための署名」集めに全力をあげています。21日には、日本共産党の宮本岳志衆院議員が福島市を訪れ、子どもたちをめぐる状況を調査しました。

 署名で取り上げているのは、県内全域の早急な除染、20歳未満の内部被ばく調査、全教室へのエアコン設置、学校給食の安全確保、自主的避難への財政的支援、「避難休暇制度」創設など。国と東京電力の費用で迅速に実施するよう求めています。

 子どもチームの女性(39)は、「地震直後の断水が7〜10日ぐらいつづきました。放射能が多かったとき母親が幼子を背負い、あるいは子どもたちを給水に並ばせた。また洗濯できないので外から帰っても着の身着のまま。あのときかなり被ばくしたのではと、不安として残っている」と、内部被ばく調査の要望などを語ります。

 学校や幼稚園などの放射能除染は進んでいますが、運動会が中止になったり、遊びは体育館という状況も出されました。

 宮本議員は「どういう手順なら子どもたちにとっていいとの行政の計画がないのが問題。総合的に手を打っていく必要がある」と語りました。同議員はこの後、同市内の学童保育関係者と懇談しました。





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