2011年9月15日(木)「しんぶん赤旗」
どこを向く野田内閣
穀田氏 ネット放送に出演
日本共産党の穀田恵二国対委員長は13日、インターネットのニコニコ動画「ニュースバックヤード」に出演、野田新内閣への見方など1時間にわたって語りました。
司会で政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、自民党が民主党とケンカをしているように見えるが「うそくさい」と語り、「(政治を)ちゃんと見極められるのは共産党しかない」ということで穀田氏を招いたと紹介しました。
野田佳彦首相の所信表明について問われた穀田氏は、東日本大震災や福島第1原発事故への対策で何をやるのかへの答えがなかったと指摘。原発からの撤退では、民主党代表に選ばれたときの発言と比べても後退したと述べました。
野田内閣が臨時国会を4日間で閉じ、予算委員会での質疑をしないことについて穀田氏は、「論争を避けてる」と指摘。野田氏は組閣前に日本経団連会長に会いに行き、前原誠司民主党政調会長は、国会が開かれる前に米国で国連平和維持活動(PKO)の武器使用原則の緩和などを表明したことをあげ、「そっちにはいろいろ約束、国民には4日間。どっちを向いてるのか」と批判しました。
角谷氏は「米国や財界との協力体制が先で、国民はその後。ちょっと適当に扱われている」と応じました。
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