2011年9月11日(日)「しんぶん赤旗」

京都で原発ゼロ大集会

“古都守れ”と2600人


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(写真)「原発ゼロ」「放射能からふるさとを守れ」と唱和する参加者、よびかけ人の望田(右端)、深尾(左端)の両氏=10日、京都

 「おしまい原発。守ろう古都」を合言葉に、「原発NO! 京都府民大集会」が10日、京都市東山区の円山音楽堂で開かれました。

 強い日差しのなか、2600人が参加。「いやどす原発」と書いたプラカードやのぼりを掲げ、市役所前までデモ行進、「原発ゼロ」「関電の原発再開反対」と唱和しました。

 左京区から家族に誘われて参加した男性(22)は「こういう集会は初めてです。みんなが一致団結していると思いました。原発をなくし、安全なエネルギーにしていきたい」といいます。

 安斎育郎立命館大学名誉教授、加藤利三京都大学名誉教授、深尾正之元静岡大教授、望田幸男同志社大学名誉教授がよびかけた集会。代表して深尾氏があいさつし、京都に近い福井原発群の危険性を指摘。「核エネルギーは人類と共存できない。一刻も早く脱原発を国の方針にさせる必要がある」とのべました。

 「原発が火山帯に位置し活断層の多いわが国にとってどういう存在なのかを今一度正面から考え」ようとの有馬頼底京都仏教会理事長の連帯メッセージが紹介されました。

 反核京都医師の会の三宅成恒代表世話人、日本共産党の穀田恵二衆院議員が発言。被災地福島県の農家の女性や福井県の住民運動代表らが訴えました。





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