2011年9月5日(月)「しんぶん赤旗」
亀戸事件から88年
先輩たちの遺志継いで救援活動の先頭に
東京で追悼会
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亀戸事件88周年追悼会が4日、東京都江東区亀戸の赤門浄心寺で行われました。
東巨剛(ひろたか)追悼会実行委員長は、88年前の関東大震災で救援活動に当たっていた日本共産青年同盟(共青、日本民主青年同盟の前身)の川合義虎をはじめとする青年や労働者が天皇制権力によって逮捕され虐殺されたとのべ「これは国家権力による無法無謀なテロであり犯罪だ。責任を明らかにして謝罪と賠償をするべきだ」と語りました。
日本共産党東京都委員会を代表して追悼のことばをのべた、あぜ上三和子都議は関東大震災で救援活動に当たった党の不屈の伝統の上に立って「東日本大震災と原発事故という未曽有の事態に国民の苦難軽減のために奮闘する」と語りました。
日本民主青年同盟の林竜二郎中央常任委員は、東日本大震災では青年ボランティアが泥やがれきの撤去、要望の聞き取りなどに取り組んだことを紹介。「共青の先輩の遺志を受け継いで、大企業優先、アメリカいいなりでない新しい政治を青年みずからの手で勝ち取る」と決意を述べました。
同会では、浄心寺住職が読経、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の山崎元中央本部副会長、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式実行委員会の石橋正夫日朝協会会長が追悼のことばをのべました。
閉会後、参加者は境内にある「亀戸事件犠牲者之碑」に献花しました。