2011年9月5日(月)「しんぶん赤旗」

放射性廃棄物

貯蔵施設 福島に

原発、復興両相が主張


 細野豪志原発担当相は4日、NHKの「日曜討論」で、福島第1原発事故で汚染された放射性廃棄物の中間貯蔵施設を福島県に建設する考えを示しました。

 細野担当相は「菅直人首相(当時)が中間貯蔵施設の整備を福島県で行いたいと言い、地元は困惑した。福島県が痛みを感じていることは私も理解している」と述べる一方で、「除染を行えば放射性廃棄物が出ることになり、一時仮置きをしなければならず、どこかにつくらなければいけない。それを考えないと除染が進まない」と指摘。「いずれかの段階で福島県にお願いする。地元の理解を得るため慎重に行っていきたい」と述べました。

 平野達男復興担当相も「(細野担当相の)おっしゃった通り。放射性廃棄物や汚染された汚泥が毎日たまっている。このことにめどをつけないと前に進まない。地元で意見交換しながら方向性を見いださなければいけない」と強調しました。





もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp