2011年8月31日(水)「しんぶん赤旗」
米軍機が緊急着陸
岡山空港
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岡山市北区日応寺の岡山空港に、29日午後6時10分ごろ、米軍訓練用の戦闘機2機が緊急着陸し、県民を驚かせています。日本共産党の森脇久紀県議は30日、同空港に出向き調査をしました。
着陸したのは米民間企業が所有する戦闘機F58ホーカーハンターです。米海軍との契約で、仮想標的役になるなど、訓練支援をしています。
岡山空港管理事務所によると、着陸した2機のうち1機は、岡山空港上空で燃料漏れを起こしたといいます。着陸後、同機は滑走路東端から誘導路に進入したところでエンジンが止まり、その場で停止、燃料が流出しました。空港消防隊が出動し、吸着剤を使って処理しました。
空港管理事務所の岡本高志所長は「火災がなくて何よりだった」と緊張した面持ちで話しました。
戦闘機のパイロットは、米軍岩国基地から厚木基地に向かう途中だったと話したといいます。
故障した戦闘機については30日、米海軍の技術者が同空港を訪れ対策を進めています。
岡山県は、故障した機体の早急な修理と移動を米軍に要請するとしています。
岡山空港への米軍機の緊急着陸は2008年1月にもありました。
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