2011年8月31日(水)「しんぶん赤旗」

失業率 2カ月連続悪化


 総務省が30日発表した労働力調査によると、7月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0・1ポイント増の4・7%となりました。悪化は2カ月連続。解雇や期間満了など非自発的な離職の増加が悪化の要因です。

 東日本大震災の影響が大きかった岩手、宮城、福島3県は、調査が困難となり、統計には含まれていませんが、同省が参考値として公表した完全失業率は、岩手が5・1%、宮城が5・8%、福島が5・1%でした。被災地の雇用は厳しい状況が続いています。

 2011年4〜6月期の完全失業率は平均で4・7%となり、前年同期比0・6ポイント改善しました。

 同日、厚生労働省が発表した有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・01ポイント上昇の0・64倍でした。





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