2011年8月23日(火)「しんぶん赤旗」
放射性廃棄物 横田にも
外務省「米軍が基地に保管」
東京
東日本大震災の救援で米軍が実施した「トモダチ作戦」で発生した放射性廃棄物が、在日米軍横田基地(東京都多摩地域)内に保管されていることが22日までに分かりました。
保管されているのは、作戦に参加した航空機などを除染した際に発生したもの。布などの固形廃棄物は約320リットル容量のドラム缶3本などに密閉し保管。除染に使用した水は当初約956リットル保管していましたが、放射線量が低下するのを待ったうえ、水で薄めるなどして排水しているといいます。
横田基地周辺市町基地対策連絡会(立川、昭島、羽村、福生、武蔵村山、瑞穂の5市1町)の幹事市・羽村市の問い合わせに16日、外務省が回答したもの。同市は17日、各市町に内容を伝えました。
横田基地の周辺住民でつくる「横田基地の撤去を求める西多摩の会」は19日、福生市に対し横田基地内での放射性廃棄物の保管についての情報を入手し市民に公開するよう要請しています。
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