2011年8月22日(月)「しんぶん赤旗」
強襲揚陸艦が交代へ
沖縄の海兵隊恒久化狙う
佐世保
米海軍は19日、米海軍佐世保基地(長崎県)に配備されているワスプ級強襲揚陸艦エセックスに代えて、ボノム・リシャール(カリフォルニア州サンディエゴ)を配備すると発表しました。同艦はエセックスとの引き継ぎのため、2012年春に日本に到着する予定です。
ボノム・リシャールは1998年に実戦配備されており、海兵遠征部隊(MEU)を乗せて敵地への殴りこみを行う強襲揚陸艦のなかでは3番目に新しい艦です。米海軍の発表によれば、今年、近代化とメンテナンス改良が行われ、「ワスプ級強襲揚陸艦で最も有能な艦」とされています。
エセックスはサンディエゴに配備される予定です。
佐世保への最新鋭強襲揚陸艦の配備は、米海兵隊普天間基地への最新鋭垂直離着陸機MV22オスプレイの2012年配備とあわせて、沖縄の海兵隊恒久化を図る狙いをより明確に示すものです。
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