2011年8月16日(火)「しんぶん赤旗」

沖縄振興計画

インフラから雇用に

担当相が紙氏に答弁


 枝野幸男沖縄北方担当相は11日の参院沖縄北方特別委員会で、次期沖縄振興計画について、「これまではインフラ整備にウエートがあったが、県民の生活の質を直接向上させる雇用の質、次世代のための環境整備が重要だ」との認識を示しました。日本共産党の紙智子議員の質問に答えたもの。

 紙氏は、本土復帰後、失業率や県民所得が全国最悪という経済的貧困を背景に、児童福祉の立ち遅れで沖縄の子どもにひずみが寄せられていること、専門家が「振興予算の1%を子どもにあてるべきだ」と提案していることを紹介。復帰後40年間に9兆9000億円が道路、空港、港湾などに投じられた社会資本整備中心の振興を抜本的に転換するよう求めました。枝野担当相は、「インフラ整備も大事だ」としつつ、「県の要望をふまえ厚生労働省と相談しながら向上につとめる」と答えました。





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