2011年8月16日(火)「しんぶん赤旗」

文化芸術予算拡充を

宮本氏 請願署名の採択迫る


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(写真)宮本岳志議員

 日本共産党の宮本岳志議員は10日の衆院文部科学委員会で、日本芸能実演家団体協議会(芸団協)などが切実に求めている文化芸術振興予算の抜本的増額の請願署名採択を求めました。

 宮本氏は、2011年度文化芸術振興予算について高木義明文科相が「文化芸術の振興にかける熱い思いを重く受け止める」(10年10月・同委員会)と述べていたのに、結局12億円も減額したことを批判。芸団協などが主催したシンポジウム(7月27日・沖縄)で関係者から不満と怒りが噴出したことを紹介し、文科省の姿勢をただしました。高木文科相は「私の力不足だ」と述べました。

 芸団協は昨年、国家予算に占める文化予算の割合を0・11%から0・5%に引き上げることを求める請願署名にとりくみ、63万人の署名を集めて国会に提出。現在、請願は文科委員会に付託されています。

 宮本氏は、文化芸術振興基本法を制定した国会として請願を採択し、「もっと予算を増やすべきだとの意見を示すべきだ」と主張。他の委員からも「そうだ」との声があがり、高木文科相は「(請願が採択されれば)これをふまえ、私たちは最大限努力する」と述べました。





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