2011年8月4日(木)「しんぶん赤旗」
やらせ“誘発”知事発言
佐賀県庁に抗議殺到
玄海原発の再稼働を狙った九電の「やらせメール」に関連し、古川康佐賀県知事が九電の副社長らに「再稼働について、経済界の声を出していくことも必要」「声の出し方としてはメールやネットもある」と発言をしていたことに対し、抗議や電話が県庁に殺到しています。
抗議は知事が発言を公表した7月30日の会見後、3日正午までに319件に上りました。
通常、県庁には一日10件程度のメール・電話がある程度。怒りの大きさを示すものです。
内容は「県知事がやらせメールを促していたのは問題。もう信用できない」「九電と癒着があるのではないか」「玄海原発の安全性については信用できない。再稼働はすべきでない」など大半が抗議。「軽率であったとの釈明では済まされない。責任をとって辞任すべきだ」と責任を問う厳しい意見もありました。知事に理解を示す意見は約1割でした。
原発を担当する県くらし環境本部には、1日23件、2日に28件寄せられ、ほとんどが「許せない」「辞任すべきだ」との抗議でした。
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