2011年7月28日(木)「しんぶん赤旗」

増税ありき 復興に逆行

穀田氏 政府の復興財源案を批判


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(写真)記者会見する穀田国対委員長=27日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は27日の記者会見で、菅政権が東日本大震災の復興財源として5年間で10兆円規模の臨時増税を打ち出そうとしていることについて記者団から聞かれ、「初めから増税ありきの立場だ。復興に逆行する増税は認められない」と述べました。

 穀田氏は、「財源確保でまずやるべきは予算を見直すことだ」として、今年度予算に盛り込まれた法人税減税や証券優遇税制の2年延長など2兆円にのぼる大企業・大資産家減税をはじめ、原発の建設・推進予算などをやめて、復興財源に回すべきだと強調しました。

 さらに日本共産党として、「震災復興国債」を発行し、大企業の内部留保を活用し、引き受けてもらう方向で確保するよう提案していると述べました。

 その上で、菅政権が「税と社会保障の一体改革」の名で消費税10%の大増税を打ち出したことに言及。消費税増税は、被災者にも増税を押し付け、苦しみに追い打ちをかけるとともに、復興にも逆行するものだとして庶民増税には強く反対する立場で臨んでいくと語りました。





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