2011年7月18日(月)「しんぶん赤旗」

三重で党創立記念講演会

原発問題で吉井氏訴え


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(写真)党創立記念講演会で講演する吉井議員=16日、津市

 日本共産党三重県委員会主催の党創立89周年記念講演会が16日、津市河芸公民館大ホールで開かれ、吉井英勝衆院議員が原発・エネルギー問題をテーマに話しました。会場は自治体幹部らを含む幅広い県民であふれ、講演に耳を傾けました。

 吉井氏は、電力会社が地域独占と、原価が高いほどもうかる総括原価方式で守られた企業であること、日本の原発推進の背景には財界が政治家、官僚や大学、マスコミも取り込んだ「原発利益共同体」があることを明らかにし、世論と運動で原発依存のエネルギー政策を転換していかなければならないと訴えました。

 その上で吉井氏は、日本には地熱や降雨など豊かな資源があること、国内の米軍基地を太陽光発電所にすれば柏崎刈羽原発全7基分の2倍の電力を得られることなども紹介し、「再生可能エネルギーを爆発的に普及させ、地域の実情に応じて発展させれば、地域経済の再生にも結びつく」と指摘しました。

 四日市市から参加した男性(52)は「原発利益共同体の中心は財界の中枢だという話は、すごく納得できました。原発を無くすために共産党の存在がいよいよ頼もしいですね」と話していました。

 講演会では、山下鮎子旧海山町議と萩原量吉前県議が、三重県内に原発立地を許さなかった半世紀にわたる県民のたたかいと、その中での日本共産党の先進的役割を報告しました。





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