2011年7月8日(金)「しんぶん赤旗」

日航不当解雇撤回へ

草の根の運動広げよう

国民支援共闘会議が総会


 全労連や全労協など幅広い労働組合や民主団体でつくる日航不当解雇撤回をめざす国民支援共闘会議は7日夜、第2回総会を東京都内で開き、裁判の進行を確認し、草の根の運動を広げていくことを決めました。


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(写真)解雇撤回を勝ち取るため団結してがんばろうと決意する参加者たち=7日夜、東京都内

 日本航空に解雇撤回を求める裁判が提訴から半年。日本婦人団体連合会の堀江ゆり会長は開会のあいさつで、「東日本大震災と原発事故によって、国民が安全や人権を守る社会を真剣に模索している。私たちの空の安全を守る取り組みも、全国に支援の輪が広がっている」と強調しました。

 東京地裁ですすむ裁判は、9月に証人尋問が予定されています。解雇の必要性がなかった、と発言している稲盛和夫日航会長を裁判所が証人に呼ぶかが注目されています。解雇撤回署名は16万2000人余から集まり、地域支援共闘や集い開催は大阪、福岡、京都、千葉などに広がっています。

 全労協の金沢壽議長は、「裁判と大衆運動は車の両輪。9月に向けたたかいを集中しよう」と行動提起。全労連の大黒作治議長は、日常的な支援体制の強化・整備、原告団を財政面で支援する「支える会」発足を提案し、総会で採択されました。

 原告団からパイロットの飯田祐三さんと客室乗務員の林恵美さんが、解雇を撤回し原職復帰を果たす決意を表明。全国港湾労働組合連合会の糸谷欽一郎委員長のかけ声で「団結がんばろう」とこぶしを突き上げました。





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