2011年7月7日(木)「しんぶん赤旗」
命綱の建設国保守る
全建総連が総決起大会
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建設労働者の組合でつくる全国建設労働組合総連合(全建総連)は6日、建設不況打開・生活危機突破、予算要求の中央総決起大会を東京・日比谷野外音楽堂で開き、炎天下に全国50県連・組合から5450人が集まりました。
田村豪勇委員長は、「東日本大震災で被災した仲間に大工道具を届け、支援活動を行った。建設で働く仲間のただひとつの社会保障である建設国保を守り、適正な労務単価・賃金を求めていく」と強調。政府がねらう消費税増税に対し、「被災し仕事がない仲間を思えば、賛成できない」とのべました。
被災地の代表が登壇。「気仙大工の伝統工法を守ってきた職人が大工道具を流され、全国から道具が送られてきた。復興に向け、若い後継者を育成していく」(岩手)、「被害確認や支援物資配送に奮闘した。復興事業に地元建設職人が活躍できるよう県などに要請している」(宮城)、「地震・津波に加え、原発事故で苦しんでいる。地域の木材を活用した仮設住宅建設に取り組んでいる」(福島)と発言し、会場から大きな拍手が送られました。
日本共産党、民主党、自民党、公明党、社民党、みんなの党があいさつ。日本共産党からは穀田恵二国対委員長、大門実紀史、田村智子両参院議員が出席しました。
穀田氏は、被災地支援や復旧・復興の活動に敬意を表し、「復興を妨げる消費税増税には反対し、みなさんの命綱の建設国保を守りましょう」と呼びかけました。
集会後、東京電力本社前を通って東京駅周辺までデモ行進し、厚労省、財務省、国交省に諸要求の要請をしました。
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