2011年6月27日(月)「しんぶん赤旗」

玄海原発 国が「説明会」

再稼働狙う 会場は非公開


 定期点検停止中の九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働に向けて経済産業省が26日、佐賀市内で「県民説明会」を開きました。説明会に参加した県民は同省が選んだ7人。説明会の様子はケーブルテレビやインターネットなどで中継されましたが、会場は非公開で一般の希望者は参加できませんでした。

 国からは経済産業省原子力安全・保安院の黒木慎一審議官、森本英雄資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課長らが出席しました。

 黒木審議官は、福島第1原発の事故について、地震で外部電源を確保する送電鉄塔が倒壊したことを認めたものの、「福島での事故は地震動に起因するものではない」と断言しました。

 そのうえで黒木審議官は「玄海原発については津波対策が十分とられている」として運転再開を容認する立場を表明しました。

 玄海町の男性は「震度6強以上の地震が起きる確率は、玄海は0%だが、福島も0%だったが、あれだけの事故が起きたではないか」と指摘。黒木審議官は「東日本大震災はプレート境界型の地震で、玄海付近で想定される活断層に起因する地震はプレート型より地震・津波が小さい。玄海の耐震対策は十分に行われている」と述べました。

 佐賀市の男性は「そもそも地震が起きる国に54基も造ったのが問題ではないか」と批判しました。

県民“不安にこたえず”

 ケーブルテレビ、インターネット中継の視聴者からは「県民の不安にこたえていない」「もっとオープンな場で説明会を開くべきだ」などの声が寄せられました。





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