2011年6月26日(日)「しんぶん赤旗」

憲法を生かした日本に

平和委が全国大会


 日本平和委員会は25日、第61回全国大会を非核神戸方式で有名な神戸市内で開きました。畑田重夫氏が代表理事を代表してあいさつし、千坂純事務局長が「大震災後の情勢のもと、憲法を生かし平和な日本をつくろう」と題して1年間の活動方針案を提案しました。大会は、26日まで。

 千坂氏は、大震災と原発事故を通じた国民の意識変化とエネルギーに結びあって、運動と組織を大きく発展させることが重要だとのべました。

 自民党顔負けで菅政権がすすめる日米軍事同盟強化路線は、国民の失望と怒り、さまざまな分野で抵抗を広げて、新しい政治を模索する動きが始まっていると指摘。日米安全保障協議委員会(2+2)など「日米同盟」強化の最近の動きにも触れながら、沖縄でのたたかいをはじめ、それを許さない世論が広がっていると強調しました。

 核兵器のない世界をめざすたたかいでは、核兵器全面禁止の新国際署名は、賛同する自治体首長が広がっていると紹介。署名活動をダイナミックに広げて、原水爆禁止世界大会を成功させようと訴えました。

 原発推進政策をやめ、自然エネルギーへの転換を求める動きがかつてない層と規模で広がっているとして、「原発ゼロをめざす7・2緊急行動」をはじめ各地の運動への参加を呼びかけました。

 討論では、福島と沖縄から特別報告がありました。妻が米空母乗組員の米兵に殴り殺された「山崎事件」の原告・山崎正則さんがあいさつしました。





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