2011年6月5日(日)「しんぶん赤旗」

“均等待遇を、正社員に”

全労連が非正規交流集会

長野


 東日本大震災の被災地と連帯し、「非正規切り」を許さず正社員化・均等待遇で人間らしい労働を実現しようと、「第19回非正規ではたらくなかまの全国交流集会」が4日、長野市で開かれ、各地のたたかいを交流しました。

 交流集会は全労連非正規雇用労働者全国センターが主催し、400人が参加。長野県で正規と非正規の均等待遇を勝ち取った丸子警報器裁判の元原告・滝沢きみ子さんが報告しました。

 各地でたたかう労働者がリレートーク。長野県自治体一般栄支部の斎藤貞子書記長は、「長野県栄村も被災し、臨時職員は解雇と言われたが、8人で組合を結成し解雇を撤回させた。その後、被災者のお弁当を毎日300人分つくって頑張った。組合をつくって誇りに思う」と発言しました。

 パナソニック若狭に正社員化を求める地域労組つるがの河本猛さんは、「今月判決の私の裁判で勝利して、企業が違法を行っても罰則がない派遣法を、労働者を保護できるものに抜本改正させたい」と強調しました。

 JMIU(全日本金属情報機器労組)ダイキン工業支部の青山一見委員長は、「ダイキンは偽装請負から有期雇用に切り替えたあと200人を雇い止めにした。規制強化のたたかいを頑張ろう」と呼びかけました。

 建交労愛知県本部の谷藤賢治委員長は、請負契約でも団体交渉できる労働者と認めさせるINAXメンテナンス裁判の最高裁逆転勝利判決を報告しました。

 全労連の小田川義和事務局長は主催者あいさつで、「震災復興計画は、地元住民や労働者の声を聞いたものにすべきだ」と強調。財界が震災を口実に要求している労働法制改悪を許さない取り組みを呼びかけました。

 牛久保秀樹弁護士が講演。日本医労連の山田真巳子副委員長が、被災地での活動を報告しました。





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