2011年4月20日(水)「しんぶん赤旗」

米空母GW きょう横須賀帰港

放射性廃棄物の搬出も


 福島第1原発事故による放射能汚染を避けるため、母港の米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を離れていた原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)が20日、約1カ月ぶりに帰港します。原発事故の状況が「改善」したのが理由とされ、帰港後、定期修理で発生した放射性廃棄物の搬出が行われるとみられます。

 米第7艦隊の発表によると、定期修理のさなかの3月21日に横須賀を出港したGWは、修理に携わっていたピュージェット・サウンド海軍造船所(米ワシントン州)などの米国人民間労働者466人を乗せて、四国・九州周辺に避難していました。

 GWの出港は、福島第1原発事故の悪化により、米国務省が、日本にいる米国市民に出国を勧告(3月16日)したのを受け、米国人民間労働者らを原発事故の影響からできるだけ遠ざけるのが主な目的だったとみられます。





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