2011年3月30日(水)「しんぶん赤旗」

被災地に救援物資届ける

東京から宮城へ


 東京都庁職員労働組合本庁支部は29日、東日本大震災で被災した宮城県へ支援米2・7トンを送りました。

 支援米は、都区職員生協を通じ山形県の山形おきたま産直センターから購入した精米30キロ、90袋の県産米です。

 本庁支部から、被災地へ支援米を送りたいと、20年近く提携している同産直センターに声がかかりました。

 山形県農民連も参加している大震災山形県共同対策本部が宮城県災害対策連絡会と運搬方法を調整し、日本共産党山形県委員会駐車場(山形市)を受け渡し場所に設定。産直センターのトラックが到着後、待機していた宮城県労連、山形県民医連、県農民連、県労連、党勤務員らが協力して宮城行きのトラックに米を積み替えました。

 支援米を受け取った建交労宮城県本部執行委員の菊田正實さんは、「みなさんからの心あたたまる気遣いにとても感謝しています」と話していました。

 共産党の渡辺ゆり子県議、今野誠一山形市議、あそ隆さんも駆けつけ菊田さんらを激励、あそさんは積み替え作業にも参加しました。

党長野県議団

 東日本大震災と東京電力福島原子力発電所の深刻な事故に襲われた福島県に29日、日本共産党長野県議団が支援に入りました。

 訪れたのは、石坂ちほ、和田あき子、高村京子、小林伸陽の4県議ら総勢7人です。「東日本震災救援物資輸送車 日本共産党長野県委員会」の横断幕を車体に張ったマイクロバスに、支援物資を満載。同日午前8時に長野市を出発し、午後1時半すぎに東北自動車道福島西インターに到着しました。

 「災害直後から救援第一で募金活動にとりくんできました。共産党は必ず届けてくれるからと募金した人もいました。この気持ちを伝えたい。震災救援と防災、暮らしを守る政治へ私たちも県議選でがんばります」と石坂県議団長。

 日本共産党福島県委員会の久保田仁委員長、宮本しづえ副委員長、藤川しゅく子県議の案内で、JA新ふくしまの好意で借りた、ふくしま復興共同センターの倉庫へ。米・野菜・果物などをおろすとすぐ、避難所のあづま総合運動公園体育館に向かい、長野市寝具組合による布団類や衣類・雑貨など救援物資を届けました。避難者の話も聞き取りました。

 家族4人、実家の両親と南相馬市から避難している男性(36)は、「みなさんの善意がうれしい。あとは情報がほしい。南相馬市に戻れればいいんですが」と語っていました。





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