2011年3月30日(水)「しんぶん赤旗」

こども手当「つなぎ法案」賛成 党本部に電話・メール

被災者「涙出るほどうれしい」


 「子ども手当法案賛成していただきありがとうございます」。29日に衆院厚労委員会で採決された子ども手当の「つなぎ法案」に、日本共産党が賛成の態度を表明したことについて、党本部にこんな声がメールなどで寄せられました。

 福島県に住むこの女性は「放射能問題、会社の被災、鉄道の運休、ガソリン不足等で… 労働者の多くは、会社から自宅待機を命じられています。いつ会社がちゃんと機能するのか、収入が激減する事の不安…」と胸のうちを語ったあと、「どうかバラまきといわずに、子ども手当をなくさないでください」と訴えています。

 また、同県須賀川市の女性も「震災によりローンの残った住宅の半壊、母方の両親は病院確保に奔走(難病)、7カ月の子どもの養育費すら出せるかどうか、いっそ心中かと考えてしまった。なんとか公的保育園が決まったものの利用費をどう捻出(ねんしゅつ)するか困っていた矢先、子ども手当継続…涙がでるほどうれしかったです」と書いてきました。

 「私は共産党員ではありません」という札幌市の男性は、「子ども手当つなぎ法案賛成の意向表明の報道を拝見しました。共産党殿は『おとな』だなと感じました」といいます。男性の家族13人も福島県から千葉県へ避難し、「義母の年金、子ども手当などがとりあえずの現金収入」という状況をつづったあと、「このような状況で、とりあえずつなぎ法案に賛同するという現実的な対応は、きっと多くの災害当事者から安堵(あんど)の思いで受け止められるように思います」との声を寄せています。





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